フリーランスになると決めてから業務内外で多くの人とお話しする機会が増えました。
これまでは社内の出来上がったコミュニティの中でしか仕事の話しをしていなかったので、他者とのコミュニケーションについて改めて考えるキッカケができました。
「エンジニアは技術力だけでなくコミュニケーション能力も大事」とよく耳にしますがその理由と本当に必要なコミュニケーション能力について考えてみました。
コミュニケーション能力ってなに?
そもそもコミュニケーション能力とはなんでしょう?
Wikipediaで調べてみると・・・。
コミュニケーション能力(communication ability)は、「他者と意思疎通を上手に図る能力」を意味する。
これに対してコミュニケーションスキル(communication skill)は、人と人の間で意思疎通をとる方法・手法・テクニックを理論付けし、検証を行う技術または知識である。
コミュニケーション能力はコミュニケーションスキルの有無を指す。なお、「相手の目を見てはきはきと話す」「アフターファイブは同僚と酒を酌み交わして親睦を深める」といった、人と直接会うことに伴う能力は対面(対人)能力である。電子メールや手紙による、顔を合わせない意思疎通もコミュニケーション能力の一部である。
世間一般にコミュニケーション能力というと「よく喋る人」というイメージなので、少しギャップを感じますね。
学生時代にコミュニケーション能力が高いと思われる人が社会に出てみると、意外と会社に馴染めないのはこのギャップによるものでしょう。
IT業界でコミュニケーション能力が求められる理由
ぼくは25歳のときにIT業界に転職しましたが、業界についてリサーチしてみるとコミュニケーション能力について言及している内容をよく目にしました。
コミュニケーションなくしてやっていける業界はかなり限られるのに何故IT業界だけこれ程までに言われるのか不思議でしたが、実際にエンジニアと触れ合うことで理解しました。
その理由は「エンジニアはコードだけ書いていればよい」と思って入社する人が多いからでしょう。
実際にエンジニアでも他の社員、上司とのやり取りは必ず発生するし、必要であれば外部の人とも話す機会はあります。
リモートワークに憧れてIT業界に志す方もいますが、リモートでのやり取りはチャットが基本になるため実際に話すとき以上にコミュニケーション能力が求められます。
伝える力と聞く力、気持ちの良いレスポンス
コミュニケーション能力とは言いたいことを伝えるだけでなく、相手の言い分をキチンと聞いてそれにレスポンスを返してあげることが重要です。
言いたいことは言えるけど、人の意見に耳を傾けるないような人はコミュニケーション能力が優れているとは到底言えないでしょう。
歳を重ねたり、業界の経験が長くなると謙虚な姿勢を忘れちゃいがちなので、どんな相手に対しても謙虚な姿勢で接することができる人は見習いたいですね。
また、チャットをしていてたまに気になるのが、必要以上に丁寧な言い回しでやり取りする人。
ぼくは礼節を保ちつつもなるべく話しているテンションでチャットしています。
同意して欲しい、共感して欲しいメッセージに対して冷静に「承知致しました。」だけ返されるとちょっとテンション下がってしまいますよね。
もちろんマナーも大事ですが、相手がどういうレスポンスを求めているのか少し考えてみるとスムーズなコミュニケーションになるでしょう。
おわりに
昔はエンジニアというとオタクなイメージがあり、コミュニケーション能力について揶揄されることが多かったですが、最近はそういったイメージも払拭されつつあるように思います。
「エンジニアに求められるコミュニケーション能力ってなに?」って聞かれたら、ぼくは「相手がして欲しいことを上手く汲み取り、それを実現するために必要なことを提案する能力」だと考えています。
楽しいエンジニアライフを送るためにも技術だけでなく色んな人と上手にコミュニケーションを取れるように心がけたいですね。
ではまた。